狂犬病について
今日は狂犬病のお話です!
犬の所有者は狂犬病予防法により毎年一回、
全ての犬に狂犬病予防注射の接種が義務
付けられています。(犬の登録を含む)
接種後には注射済票と鑑札がもらえます。
また、犬を取得した日から30日以内に
管轄する保健所で登録しなければいけません。
生後90日以内の場合、生後90日を
経過した日から30日以内に登録が必要です。
予防接種は公園で行われる集団注射ではなく
同価格なので動物病院での接種を推奨します。
たくさんの犬がいてストレスになったり、
砂埃の舞う会場よりは、容体が悪くなっても
すぐに対応出来る動物病院の方が安心です。
狂犬病は狂犬病ウイルスにより引き起こされる
人獣共通感染症で全ての哺乳類が感染し、
発症すると致死率100%にもなります。
狂犬病による死者は年間5万人以上ですが
犬・猫、その他の動物の輸出入検疫により
日本では50年以上発生していません。
人は主に動物に咬まれる事により感染します。
しかし密輸などで日本に入ってくる動物は
検査されていないのでいつ日本で狂犬病が
発生してもおかしくない状況です。
また海外に行った際は不用意に動物に
近寄らないようにしましょう!!
狂犬病の潜伏期間は人の場合、2週間~1年で
風邪に似た症状から恐水症状、恐風症状…
発症から約10日で呼吸不全により死亡します。
犬の場合は潜伏期間が約2週間~2か月で
発熱や食欲不振から始まり、
唾液をダラダラ流すジステンパーに似た症状や
狂躁期には全てのものに咬みつくようになり、
発症後およそ1週間で死亡します(´・ω・`)
人や他の動物を咬んでしまった犬は、
獣医師あるいは狂犬病予防員による検診を受け
狂犬病予防接種済みの場合、咬傷直後と
その一週間後の2回検診を行う事になります。
狂犬病を知る事は一番の自己防衛方法になると
思うので皆様のお役に立てれば幸いです。
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